医療施設「免震構造」でも医療機器転倒などの被害(防災科学技術研究所)
医療施設では「免震構造」でも長周期地震動を受けると、人工透析装置などの医療機器が転倒するなど、施設内部では大きな被害が出かねないことが、防災科学技術研究所の実験で確認された。防災科研は、医療機器の固定など病院の地震対策を定めた指針作りを検討する。
実験は、兵庫耐震工学研究センター(通称・Eディフェンス、兵庫県三木市)の震動実験施設で行われた。装置の上に、診察室や手術室などを模した免震構造の「病院」(4階建て、鉄筋コンクリート)を建てて揺らした。
東海、東南海地震が同時に発生した際に名古屋市内で想定される震度5強、最大217ガルの揺れを起こしたところ、建物内部では入力値を上回る約240ガルの揺れが観測された。
この結果、固定されていないベッドや手術用照明器具、診察台などが2~3メートル動いたほか、透析装置が転倒した。一方、キャスターをロックした機器は、10センチ程度しか動かなかった。
実験に立ち会った国立保健医療科学院の筧(かけひ)淳夫・施設科学部長は「今回の実験で、免震ではキャスターの固定でも大きな効果があることがわかった。震災直後でも病院が機能できるよう、対策を考え普及させていく必要がある」と話した。
→みなさんの医院は大丈夫ですか?備えあれば憂いない。大規模災害時の医療機関としての役目を果たすためにも、日頃からの備えは必要だと思います。![]()
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